OFFICE 31051

EV・ハイブリッドおよびCASE領域をカバーするライターの個人ブログ

中国製の外付けフラッシュを調べてみた

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仕事用のカメラにFZ1000を引き続き利用するとして、外付けフラッシュの追加を考えてみた。

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純正かサードパーティーか

純正のフラッシュ(ストロボ?)が良いのは分かっているが3万円コース。安く抑えるためにサードパーティーを考えてみた。

国産のニッシンi40はコンパクトで評価も高く、モノとしては非常に魅力的。評価高い。マイクロフォーサーズにもきっちり対応しているし(FZ1000のホットシューはマイクロフォーサーズ規格)。

ほんとはこれ買うべきなんだろうけど、利用頻度の低いフラッシュに2万円かーと考えるとちょっと手を出しにくい。保留。安くて性能もいいと最近話題の中華フラッシュを探してみることに。

中華フラッシュメーカー

NEEWER、YONGNUO、GODOXの3メーカーがメジャーなようだが、GODOXはその中でも高性能かつ高価。そんなに高性能を求めていないし、価格がニッシンに近くなってしまうので今回は却下。NEEWER、YONGNOから選ぶことに。

日本国内で買える機種は5つ

NEEWER、YONGNUOとも多くの機種があるようだが、ユーザーの評価が確立していて、安心して買えそうなのは以下の5機種。いずれも低価格帯の機種だ。

もっと高機能な機種もあるようだが、レビューが少なすぎて不安で買えない。それなりに値段が上がっていくし、サポート体制が貧弱なので、それならニッシンにしたほうがいいと思われる。

NEEWER TT560

なんといっても爆安の3000円。上下左右の首振りもするし、これで良いかも。評価も高いっすね。TTL非対応、ズーム非対応なので、発光の強さを手動で調整するだけという究極にシンプルなモデル。

TTLというのは、撮影情報をカメラからフラッシュに送信して、フラッシュ側で発光を細かく制御する規格。このTTLに対応していないということは、逆に言うと、どのカメラでもマニュアルで動くということ。フラッシュ側で設定した強さで光るのみ。

ちなみにTTLに対応していなくても、シャッターを押すのと同時に発光する機能はどのフラッシュにもついている。

  • TTL調光:非対応。マニュアルで発光を調整。
  • ズーム機能(照射角調整機能):なし
  • ガイドナンバー:38

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NEEWER NW561

前掲のTT560と比較すると、機能的にはほぼ同じだが、背面に液晶がついていて画面を見ながら発光を調整することができるもよう。まあ多少カッコいいってだけですな。その分1000円ちょっと高い。これもTTL非対応、ズーム非対応。

    • TTL調光:非対応。マニュアルで発光を調整。
    • ズーム機能(照射角調整機能):なし
    • ガイドナンバー:38

と思ったのだが、ガイドナンバー違いの兄弟機種、NW620というモデルを発見。

1000円高いけど、ガイドナンバーが38から58になるので、どう考えてもこっちを選ぶべき。発光が強いのはもちろん、チャージも短くなるはず。

NEEWER NW680 / TT680

なぜか名前が2つあるが、理由は不明。約6000円でTTLに対応するが、キヤノンのTTL対応のモデルしか見つからない。キヤノンユーザーならこれを選ぶべきだが、他のメーカーはマニュアルで使うことになる。

ただし、前出のNW620とは違い、照射角(ズーム)変更に対応しているので、それを買うと思えばアリかも。

  • TTL調光:キヤノンTTLに対応。マニュアルでも発光を調整可能。
  • ズーム機能(照射角調整機能):TTLでの対応あり。マニュアルでも調整可能。
  • ガイドナンバー:58

Yongnuo YN560 III

Yongnuoは、NEEWERよりちょっと高いが、ちょっと前までは中華フラッシュと言えばYongnuoだったので、それなりに利用実績があるし、プロでも使っている人がそれなりにいそう。

機能的にはTTL非対応だが、発光量、照射角をマニュアルで調整できるようなので、マニュアルでよければ十分。

  • TTL調光:非対応。マニュアルで発光を調整。
  • ズーム機能(照射角調整機能):マニュアルで調整可能。
  • ガイドナンバー:58

まとめ

キヤノンユーザーならNW680 / TT680一択だが、それ以外のカメラで使うなら、機能的にはNWEEWER NW680とYongnuo YN560IIIが同じで、発光量・照射角を手動で設定可能。価格はそれぞれ6000円と7000円。

Yongnuoのほうが、多灯撮影時のワイヤレス発光など周辺機器が充実しており、それでプロの利用事例も多いのだろう。ここは一日の長がある。

逆に低価格を優先して、発光量しか調整できないし、ガイドナンバー38しかないが、3000円のTT560という手もあり。

しかし、ガイドナンバー38でかつ照射角(ズーム)も変えられないので、少し遠くなると光が届かない。日中シンクロは厳しいし、イベント撮影でも不足を感じることがあるだろう。

ということで、ファイナルアンサーは、キヤノンユーザーならNEEWER NW680/TT680だが、そうでなければYongnuo YN560III。